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プロがしているフローリング張替方法5つとこだわりを解説

積層木質系フローリングの張替方法とこだわり

フローリングを張り替えたいなと思っている方は今の床をなにかしら改善したいと思っているのではないでしょうか。
例えば家具を移動したときに表面を傷つけた、物を落として凹んだ、変色してきて見た目が悪くなった、歩くフニャフニャ沈み込むなど
色々あるかと思われます。

これらすべてを解決するのは床を全部張り替えることです。

現在施工されている床の工法や材質にもよりますが一般的に多い木質系フローリングを施工されているおうちについてお話しいたします。

大きく分けて2種類の方法があります。


床板すべてはがして張る方法

壁との境にある幅木を取り外して
今の床板を根太、もしくは大引きが見えるまで全部めくる方法。
こうするメリットはシロアリにやられていないか、水が漏れてないかなど床下の点検が容易にできます。
1階の場合は断熱材の取替も行いやすくなります。
また昨今はベニヤ板の上にフロアー材を張りつけるのが主流でボンドと釘でフロアー材を止めているのでの下のベニヤ板もめくることがあります。
根太もしくは大引きの表面を釘やボンド残りがないようにきれいにします。
敷居の一番低い高さから下地ベニヤ板厚み12㎜を張った残りマイナス3㎜よりフロアー材が飛び出ないかチェックします。
敷居高さからフロアー最終仕上げ高さが少し低い方がいいです。
下地ベニヤ板を張り終えましたらフロアー材を部屋の大きさに合わせて割り付けます。
一般的なフロアー材は長方形が多いのでお部屋の長辺に長方形の長い部分をお部屋の中心から外側に向かって平行に並べます。
お部屋の外周に張り付けるフロアー材の寸法が確定しましたら墨出と言って張り始めるところに線を引きます。
墨つぼを用いると便利です。
フロアー材には凸部と凹部があり長辺の凸部を張り始めの線に合わせます。
張り始めのフロアー材は寸法をカットする場合が多いです。
裏面にフロアー材指定の専用ボンドを塗って凸部の根元に斜めにフロアータッカーでとめていきます。
壁際は幅木の厚み分を狙いピンタッカーでとめます。
1列目が終わり2列目を長辺の長さの半分で並べます。フロアー材凸部とフロアー材の凹部を合わせた隙間(目地と呼んでいます)がなるべく無いように凸部が傷つかないように当て木をしてたたいて調整します。
張り終わりで気を付けることは最後の1列は寸法カットが必要になるので最後からの2列目を張る前に最後の1列の寸法カットを行うのがおすすめです。
最後まで綺麗に張れましたら壁際はピンタッカーでとめます。
取り外した幅木もしくは新しい幅木を取り付けて完了です。

今の床板の上に張る方法

今の床板のその上に張る方法はお部屋の出入り口や掃き出し窓がある場合その敷居の高さを確認いたします。
一般的に市場に出回っている木質系フローリング厚みは12㎜ですので敷居の高さを超えないことが重要です。
こちらも敷居高さからマイナス3㎜までは許容範囲です。
あとチェックするのは今の床板の上を歩いてフニャフニャするところがないかみてください。
長年使われたフロアー材のベニヤ材を張り合わしているボンドが機能しなくなっている場合があります。
その場合フニャフニャしている部分を切り取って新しくベニヤ板を張ってください。
あとは墨出から張り終わりまで上記の通りに行ってください。

非木質系フローリングの張替方法とこだわり

出入口の敷居がないバリアフリーのおうちにおすすめなのは厚み1.5㎜のリフォームフロアー(パナソニック製ウスイータ)を今の床上に張る方法です。
壁との境にある幅木を取り外します。
床がフニャフニャしている場合はその部分を切り取って新しくベニヤ板を張り下地を作ります。
張るところの床全体に不陸(凸凹)していないかみます。
お部屋の外周に張り付けるフロアー材の寸法が確定しましたら墨出と言って張り始めるところに線を引きます。
墨つぼを用いると便利です。
一般的なフロアー材は長方形が多いのでお部屋の長辺に長方形の長い部分をお部屋の中心から外側に向かって平行に並べます。
このフロアー材の端は表面を上にして下が伸びてる方と上が伸びてる方があります。
下が伸びてる方を張り始めの線に合わせます。
張り始めのフロアー材は寸法をカットする場合が多いです。この素材はカッターナイフと定規使って切れますので電動工具いらずです。
作業音やゴミを減らすことができます。
裏面にフロアー材指定の専用両面テープを張り床に張り付けます。
例えばリビングと廊下も連続した仕上がりにしたい場合リビングと廊下の合計の長さを出して墨出する必要があります。
開きの建具がありましても厚み1.5㎜ですので建具に干渉しません。
1列目が終わり2列目を長辺の長さの半分で並べます。フロアー材凸部とフロアー材の凹部を合わせた隙間(目地と呼んでいます)がなるべく無いように丁寧に重ねていきます。
張り終わりで気を付けることは最後の1列は寸法カットが必要になるので最後からの2列目を張る前に最後の1列の寸法カットを行うのがおすすめです。
最後まで綺麗に張れましたら取り外した幅木もしくは新しい幅木を取り付けて完了です。

自然素材フローリングの張替方法とこだわり

木のぬくもりを感じたい方におすすめは無垢フロアー材を使った床板張りです。
大きく分けて2種類の方法があります。

床板すべてはがして張る方法

壁との境にある幅木を取り外して
今の床板を根太、もしくは大引きが見えるまで全部めくる方法。
こうするメリットはシロアリにやられていないか、水が漏れてないかなど床下の点検が容易にできます。
1階の場合は断熱材の取替も行いやすくなります。
また昨今はベニヤ板の上にフロアー材を張りつけるのが主流でボンドと釘でフロアー材を止めているのでの下のベニヤ板もめくることがあります。
根太もしくは大引きの表面を釘やボンド残りがないようにきれいにします。
敷居の一番低い高さから下地ベニヤ板厚み12㎜を張った残りマイナス3㎜よりフロアー材が飛び出ないかチェックします。
敷居高さからフロアー最終仕上げ高さが少し低い方がいいです。
下地ベニヤ板を張り終えましたらフロアー材を部屋の大きさに合わせて割り付けます。
一般的なフロアー材は長方形が多いのでお部屋の長辺に長方形の長い部分をお部屋の中心から外側に向かって平行に並べます。
お部屋の外周に張り付けるフロアー材の寸法が確定しましたら墨出と言って張り始めるところに線を引きます。
墨つぼを用いると便利です。
フロアー材には凸部と凹部があり長辺の凸部を張り始めの線に合わせます。
張り始めのフロアー材は寸法をカットする場合が多いです。
裏面にフロアー材指定の専用ボンドを塗って凸部の根元に斜めにフロアータッカーでとめていきます。
壁際は幅木の厚み分を狙いピンタッカーでとめます。
1列目が終わり2列目を長辺の長さの半分で並べます。
見た目を不規則に表現する「乱張り」と言って2列目以降を長辺の長さの半分で並べず1/3や1/4の長さを織り交ぜてばらばらに張る方法もあります。
フロアー材凸部とフロアー材の凹部を合わせた隙間(目地と呼んでいます)がなるべく無いように凸部が傷つかないように当て木をしてたたいて調整します。
無垢材のフロアー材の場合は目地をあけることが必要です。
無垢フロアー材説明書に書かれている厚みのスペーサーをフロアー材とフロアー材の間に挟んでとめます。
気温や湿度によって材料自体が伸び縮みするので必ず目地間に注意してください。
張り終わりで気を付けることは最後の1列は寸法カットが必要になるので最後からの2列目を張る前に最後の1列の寸法カットを行うのがおすすめです。
最後まで綺麗に張れましたら壁際はピンタッカーでとめます。
取り外した幅木もしくは新しい幅木を取り付けて完了です。

今の床板の上に張る方法

今の床板の上に張る方法。
まずはお部屋の出入り口や掃き出し窓がある場合その敷居の高さを確認いたします。
一般的に市場に出回っている無垢フローリング厚みは15㎜ですので敷居の高さを超えないことが重要です。
こちらも敷居高さからマイナス3㎜までは許容範囲です。
あとチェックするのは今の床板の上を歩いてフニャフニャするところがないかみてください。
長年使われたフロアー材のベニヤ材を張り合わしているボンドが機能しなくなっている場合があります。
その場合フニャフニャしている部分を切り取って新しくベニヤ板を張ってください。
あとは墨出から張り終わりまで上記の通りに行ってください。

手軽に張れるフローリングの張替方法とこだわり

こちらの商品はボンドや釘を使わず張り上げますので気軽に張り替えできます。
と言いましても一度張りましたらなかなか張り替えることはしないと思われますがボンドを使っていないところがその気にさせるかもしれません。
東洋テックスさんが展開していますパブリックフロアー楽lockというシリーズですが樹脂系で表面に木目を表現している見た目によさげなものです。この材料の厚みは5.5㎜です。
こちらも大きく分けて2種類の方法があります。

床板すべてはがして張る方法

壁との境にある幅木を取り外して
今の床板を根太、もしくは大引きが見えるまで全部めくる方法。
こうするメリットはシロアリにやられていないか、水が漏れてないかなど床下の点検が容易にできます。
1階の場合は断熱材の取替も行いやすくなります。
また昨今はベニヤ板の上にフロアー材を張りつけるのが主流でボンドと釘でフロアー材を止めているのでの下のベニヤ板もめくることがあります。
根太もしくは大引きの表面を釘やボンド残りがないようにきれいにします。
敷居の一番低い高さから下地ベニヤ板厚み12㎜を張った残りマイナス3㎜よりフロアー材が飛び出ないかチェックします。
敷居高さからフロアー最終仕上げ高さが少し低い方がいいです。
下地ベニヤ板を張り終えましたらフロアー材を部屋の大きさに合わせて割り付けます。
182×1220㎜の長方形で厚みが5.5㎜の材料をお部屋の長辺に長方形の長い部分をお部屋の中心から外側に向かって平行に並べます。
お部屋の外周に張り付けるフロアー材の寸法が確定しましたら墨出と言って張り始めるところに線を引きます。
墨つぼを用いると便利です。
このフロアー材の端は表面を上にして下が伸びてる方と上が伸びてる方があります。
下が伸びてる方を張り始めの線に合わせます。
張り始めのフロアー材は寸法をカットする場合が多いです。
下が伸びている方を線にあわせて置いていきます。
1列目が終わり2列目を長辺の長さの半分で並べます。フロアー材下が伸びている方と上が伸びている方をパチンとはめていきます。きちんとはまるまで押し込んでください。
張り終わりで気を付けることは最後の1列は寸法カットが必要になるので最後からの2列目を張る前に最後の1列の寸法カットを行うのがおすすめです。
最後まで綺麗に張れましたら取り外した幅木もしくは新しい幅木を取り付けて端を抑える感じで完了です。

今の床板の上に張る方法

今の床板の上に張る方法。
まずはお部屋の出入り口や掃き出し窓がある場合その敷居の高さを確認いたします。
こちらのフロアー厚みは5.5㎜ですので敷居の高さを超えないことが重要です。
こちらも敷居高さからマイナス3㎜までは許容範囲です。
あとチェックするのは今の床板の上を歩いてフニャフニャするところがないかみてください。
長年使われたフロアー材のベニヤ材を張り合わしているボンドが機能しなくなっている場合があります。
その場合フニャフニャしている部分を切り取って新しくベニヤ板を張ってください。
あとは墨出から張り終わりまで上記の通りに行ってください。

フロアータイルの張替方法とこだわり

キッチン、洗面室、トイレなどの水廻りには塩ビ系のフロアータイルを用いることもあります。
厚みが2.5㎜の物を使う場合が多いです。
もちろん普通の木質系フローリングを張ってもいいのですが、水がかかりやすい場所で早く傷んでしまう可能性があります。
そういうご心配をされていらっしゃる方におすすめなのはフロアータイルです。
長尺のクッションフロアーシートの張り替えにも耐久性をお求めの方、傷んだ場合に1枚づつ張り替えられるこちらをおすすめいたします。
形も正方形や長方形があり色や柄も選択肢が豊富でお好みのものを見つけやすいかもしれません。
工事の際に気を付ける点は壁との境にある幅木の種類をご確認ください。
こちらが木製の幅木を使用してありまたそのまま使いのであれば幅木を取り外さなくても張替可能です。
ソフト幅木というやわらかい素材の物を使用していましたらこれは取り外してください。
お部屋の中心から外側に向かって平行に並べます。
材料が長方形ですとお部屋の長辺に合わせます。
お部屋の外周に張り付けるフロアー材の寸法が確定しましたら墨出と言って張り始めるところに線を引きます。
墨つぼを用いると便利です。
フロアータイル合わせ目の細工は行っていませんので材料と材料を隣り合わせで張っていきます。
張り始めのフロアー材は寸法をカットする場合が多いです。この素材はカッターナイフと定規使って切れますので電動工具いらずです。
作業音やゴミを減らすことができます。
張り始めの材料が寸法カットできましたら裏面に専用ボンドを塗って張っていきます。
長方形の場合は長手サイズを半分ずらして張っていきます。
床下地の上に置くだけですのでたたいたりして寄せたりしません。
正方形の場合は柄を90度ずらしながら張る市松模様にする場合が多いです。
張り終わりで気を付けることは最後の1列は寸法カットが必要になるので最後からの2列目を張る前に最後の1列の寸法カットを行うのがおすすめです。
張り終わりましたら幅木を外してましたら木製幅木もしくはソフト幅木を取り付けて完了です。

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